旭川・大雪圏域の冬の観光特性
旭川・大雪圏域の冬は雪と氷の世界である。積雪量が相応にありかつ寒冷であることから北海道の中でも優れた雪環境を有し、故中谷宇吉郎博士(雪の研究家で世界で初めて人工的な雪の結晶を創った人)もその雪質を絶賛している。そのため雪を利用した数々のアクティビティの提供に優位性がある。また、寒冷により川面から立ちあがる水蒸気により霧氷やダイアモンドダストが見られ、白亜の大雪山連峰、十勝岳連峰が望まれる。
冬季アクティビティ・フィールドまで旭川空港あるいは市中心部から30~60分程度でアクセスが可能であり、その道程は白銀の雪に覆われた冬眠状態の農村地帯が広がり、開放感のあるゆったりした環境のなかで、自然の厳しさの中にも心の癒しと安らぎが得られ、新しい体験に向けての心の高鳴りとあいまった旅情ストーリーを演出しやすいロケーションがある。また、市街地においては「旭川冬まつり」と並ぶ「あさひかわ雪あかり」は市民主導で行われる冬季イベントであり、制作から鑑賞まで協働で取り組まれており、一般観光客は元より、障害のある人も楽しめるよう多くの市民が参加する障害者スポーツ振興支援会が活動を支えるなど「アットホーム」な交流がある。
このように、旭川・大雪圏域は、北の大地の中でも冬季アクティビティを楽しむ利便性が高く、さらに、スローライフ(自己の新しい生活感・精神の充足)がエンジョイできる優れた環境を有している。