事業の背景

旭川・大雪圏域の冬の観光特性

haikei01.jpg 旭川・大雪圏域の冬は雪と氷の世界である。積雪量が相応にありかつ寒冷であることから北海道の中でも優れた雪環境を有し、故中谷宇吉郎博士(雪の研究家で世界で初めて人工的な雪の結晶を創った人)もその雪質を絶賛している。そのため雪を利用した数々のアクティビティの提供に優位性がある。また、寒冷により川面から立ちあがる水蒸気により霧氷やダイアモンドダストが見られ、白亜の大雪山連峰、十勝岳連峰が望まれる。

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滞留が弱まりつつある旭川の観光

haikei05.jpg しかし一方、近年の観光客の利用状況をみてみると、平成16年度の近隣温泉地を含めた旭川圏域(旭川市・上川町・愛別町・東川町・東神楽町・美瑛町)の観光入込み客数はおおよそ1千万人、うち夏(6~9月)に600万人、冬(12~3月)は200万人だった。また、宿泊は近隣温泉地の130万人(対入込み30%)を含め圏域全体では200万人(対入込み20%)、うち夏に100万人(同17%)、冬は50万人(同25%)となっている。このように、他地域にはみられない冬の魅力を有しながらも夏に比べ冬の入込みが大きく減少し、しかも短いイベント期間に集中している。

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旅行商品への体験交流機能の導入の必要性

ここ旭川が観光入込み客数に対し低い宿泊客率、及び通過型の状況にあることから、最近の旭山動物園人気のみに頼りきらず、受身型の受け入れ体制から意識して脱皮する通年で安定した入込みの確保や交流滞在型への自主変革が課題となっている。

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地域ぐるみでの障害者支援体制の土壌

haikei04.jpg さて、旭川地域では人口10万人に対する医師数が325人と、全国平均の201人、北海道203人、東京都区部307人、札幌273人から比べても格段に多く、北海道内においては医科学知見の集積基地として位置づけられ、このような旭川圏域特有の人材・知的資源を活かす産学官民交流からの地域振興策が盛んに展開されているという全国的にも稀な特性をもっている。

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障害者の余暇を取巻く現状と新たな顧客としての可能性

haikei02.jpg 一方で、障害がある人の旅行やスポーツなどの余暇の面に目を向けてみると、それらを楽しみたいと思いながらも、周囲に対する遠慮のために実現に結びつくことが難しいという課題がある。
障害がある人に旅行を楽しむ機会を提供することや健常者と共に同じ体験を通して触れ合う機会が設けられるならば、新たな集客交流の顧客として取り込むことが可能となるとともに、ユニバーサルな社会の実現に向けた新しい取り組みの一つとなろう。また、地域における障害がある人の雇用状況は深刻なものがあり、雇用機会の拡大に結びつく展開もでてくる。

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