お知らせ

2007年3月 2日

トライアルツアー参加者からの声

トライアルツアーに参加されました、大阪府箕面市からお越しいただいたK.Kさまから、トライアルツアーの体験をまとめたレポートをいただきました。大変くわしく体験の様子をレポートいただいています。
ご本人様からのご承諾をいただきまして、ここに掲載させていただきます。是非ご覧ください。

**写真付きレポートをPDFにてご覧いただけます。→こちら

以下、レポート内容です。

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『車椅子で真冬の北海道・旭川!トライアルツアー報告』
 大阪府箕面市 K.Kさま
 
「2月1~4日、北海道・旭川へいってまいりました。
 現在、旭川市では経済産業省の「サービス産業創出支援事業」の委託を受けて、障害当事者自らがプロデュースする「ユニバーサルな体験交流型旅行商品」の提案・提供について調査研究を進めています。旭川市の企業など、七社により「雪の中でもてなし隊・大雪」を結成し、トライアルツアーを実施しています。
そこで、以前、旭川市の方が箕面の障害者団体を視察にこられたことが縁でその団体にお声がかかったのですが、希望者がなかったということで、幸運にも私をご推薦いただき、モニターとして介護者である連れ合いと2名で参加させてもらいました。
 といっても、真冬の北海道、しかも旭川市は日本観測史上最も低い、氷点下41度の記録を持っている所です。特に12月~2月の間は最高気温が0℃以下の日がしばらく続くこともあり、雪の中での車椅子での移動はもちろん、頚髄損傷により体温調節のできない私には大きな不安がありました。それでも、このトライアルツアーの主旨や内容を聞いて、きっとなんとかなると、不安より参加したい思いの方が勝ったのでした。
旭川の旅の感想を一言でいうと「最高」でした。本当に行ってよかったです。旭川に皆さんのおもてなしは本当に素晴らしく、終始、快適に安心して冬の旭川を楽しむことができました。
 全国的にも有名になった旭山動物園では、地元の業者の方が今回、開発した冬道用車椅子「快適AQURO」を使用しました。車椅子が雪道をグングン進んでいくのは驚きと快感でした。今後、砂浜などもいけるように後輪の方も改良していくということです。是非、普段使っている車椅子にも装着可能なようにして、商品化してほしいなと思いました。
旭山動物園は、ペンギンが園内を散歩したり、ホッキョクグマが水中を泳ぐ様が見ることができ、他の動物園とは一味も二味も違う、随所に工夫がされ、職員の方々の熱い思いが伝わってくるような素敵な動物園でした!
IMG_2764.jpg
犬ゾリ体験は、この旅でもっとも印象深いものでした。市街地から車で1時間圏内で犬ゾリを体験できるのは、自然に囲まれた旭川ならでは。通常の犬ゾリは、マッシャー(犬を操る人)がソリに立ち乗りの状態でソリを操縦します。ですがここ「ムーンライトレディース」では、私のような重度の障害者のため、半分寝た状態でぴったり体をサポートできるようにソリが改良されており、後ろでプロの方が操作してくれ、安心して乗ることができました。あのスピード感と大自然の溶け込んでいくような感覚、夕暮れ時の森林の景色は想像以上、超感動でした。雪をかじりながら走る(体温を下げているんだそうです)犬たちもけなげで、いつもはなぜか犬によく吠えられる私ですがここのワンちゃんには親しみを持てました。
IMG_2847.jpg
3日目の旭岳も、これまたすごい体験でした、現地の人もあそこまで車椅子で登ったのは初めてといってましたが、ロープウェイを降りると、そこは標高1600メートル、氷点下12度の銀世界。確かにちょっと「地の果てまで来ちゃったぞ」的な感覚がありました。私も、そのまま一緒にスキーヤーの人たちと滑って行きたい気分でした(バイスキーやソリにチャレンジしなくては・・・)。そして、あの肉眼で見える大きな雪の結晶、吹けば飛んでいくふわふわの雪、旭岳で冬の大自然の雄大さを満喫しました。
旭川市では「旭川雪あかり」という催しの準備の真っ最中で、会場では雪像や氷の彫刻が作られ、冬の障害者スポーツの体験もできるなど、バリアフリーの取り組みもされていました。

 防寒対策をしっかりしたこともあり、寒さの影響も心配したほどのことはなく、私にとってこのような体験ができたことは大きな自信にもなりました。滞在中、ホテルに入浴介助者を有料で派遣してもらえたことも、介護者一人では入浴が難しい私にとってはとても助かりました。
 この冬の間、旭川に約50名ほどの障害者がモニターとして訪れるそうです。厳しい時期にも安心安全に滞在できるか、課題等を知ってそれをいかし、ゆくゆくはオールシーズンに拡げていく構想だということです。行政職員、障害当事者、医学・福祉・介護専門家、地域の関連企業の皆さんが連携し、「誰にでも優しいまち・旭川」の実現にむけて協力して取り組まれています。その熱意に本当に敬服しました。
今回は旅費は一部を除き基本的に無料でしたが、現地での移動に必要なリフト付タクシーや雪の中での車椅子介助(二人以上必要な場合が多かった)、入浴介助なども含めるとかなりの費用負担になると思います。それも含め、今後どのように事業化されるのか期待しています。
 また、旭川のすばらしさをPRし、仲間とともに是非再訪したいと思っています。」

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このほかにも、ツアーに参加されたみなさまからメールや、お電話、アンケートなどでたくさんの喜びの声をいただいております。本当にありがとうございます!
こうして皆さまからたくさんの感謝の言葉をいただくことができ、わたしたちコンソーシアムメンバー一同大変嬉しく思います。
これからも私たち「雪の中でもてなし隊・大雪」そして、旭川にどうぞ宜しくお願いします。

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